衆議院の優越とは?簡単に説明します!【1分でわかる】

衆議院の優越って何?

国会には衆議院参議院があります。

衆議院参議院で意見が分かれた場合、衆議院の意見の方が優先されることがあります。

これを「衆議院の優越」といいます。

国会では法律を作りますが……

例えば、ある法律を成立させるためには、衆議院参議院の両方で可決(過半数が賛成)される必要があります。

つまり、どちらかで反対されると、その法律は成立しません。

衆議院の再可決

ある法律案が、

衆議院では可決(いいね!)

参議院では否決(ダメ出し×)

された場合、普通ならその法律は成立しません。

ところが、衆議院でもう一度多数決をして、出席議員の3分の2以上の賛成があれば、無理やり法律として成立させることができます。

これを衆議院の再可決といいます。

絶対に決めなければならないもの

提出される法律案は、すべて法律として成立するわけではありません。

法律は成立しなければそれで終了ですが、以下のものは絶対に決めなければなりません。

①予算案

予算とは、国のお金の使い道です。これが決まらないとお金が分配できません。

②条約の締結の承認

外国から、条約を結んでほしいとお願いされた場合、YesかNoのどちらかを答えてあげなければなりません。

③内閣総理大臣の指名

内閣総理大臣の指名選挙があるときは、誰にするかを必ず決めなければなりません。

絶対に決めることは、衆議院の意見が優先

上記の3つで、衆議院参議院の意見が分かれた場合は、衆議院で決めたことを優先します。

それが衆議院の優越です。

衆議院の優越が認められている理由

衆議院は参議院に比べて任期が短く、解散があるので、国民の意見を反映しやすいからです。

任期は衆議院が4年、参議院が6年です。

衆議院には解散があり、参議院には解散がありません。

つまり、衆議院の方が選挙の回数が多く、議員の入れ替わりが激しいので、国民のホットな意見が反映されやすいと考えられているのです。

衆議院の優越のまとめ

法律案

参議院で否決されても、衆議院の出席議員の3分の2以上の賛成で再可決できる。

絶対に決めるべきもの

以下の3つは、衆議院で決めたことが、国会の議決となる。

①予算案

②条約の締結の承認

③内閣総理大臣の指名