憲法改正の方法・国民投票が必要です【1分でわかる】

そもそも憲法とは

憲法とは、国のしくみを決めるための、最も力が強いルールです。

国民が守るべきルールである法律は、この憲法に違反しないように作る必要があります。

憲法改正とは

憲法に書かれている文を、修正、追加、削除することを、憲法改正といいます。

国によって改正のルールは違いますが、日本では憲法第96条に憲法改正の方法が書かれています。

1947年に施行された日本国憲法は、世界の中でも改正が難しい憲法で、2019年9月現在、一度も改正されたことがありません。

憲法改正の方法

①国会の発議

国会議員により「憲法改正案」が国会に提出されると、衆議院と参議院でそれぞれ話し合いが行われます。

衆議院と参議院それぞれの総議員の3分の2以上が賛成すると、国会としては憲法改正OKということになり、憲法を改正したいので国民投票をしましょうと発表されます。

これを憲法改正の発議といいます。

<具体例>2019年9月現在

・衆議院の総議員465人のうち310人以上の賛成が必要

・参議院の総議員242人のうち162人以上の賛成が必要

②国民の承認

憲法改正の発議があった後、国民投票で憲法を改正するかどうかを最終判断します。

改正したい内容が国民に伝えられるので、投票用紙の賛成か反対のどちらかに〇をつけて投票します。

投票用紙イメージ

出典:総務省

投票総数の過半数(半分より多い)が賛成すれば、憲法改正が成立します。

③天皇の公布

国民投票の結果、今ある憲法が改正されたことが、天皇によって発表されます。

憲法改正の内容

ニュースで憲法改正のことが紹介されますが、その内容は大きく2つに分かれます。

①条文をそのまま改正すること

例えば、第9条に自衛隊の存在を明記するとか、第26条に教育の充実について明記するなど、今の改正手続きのまま条文の改正をすることです。

改正するのは難しいですが、国民にとっては1つ1つのテーマがわかりやすいというメリットがあります。

②改正の仕方を改正すること

第96条に憲法改正の手続きが書いてありますが、これを改正して憲法を変えやすくする、ということもあります。

①のように条文をそのまま変える前に、憲法改正のルールを変えてしまおうというものです。

改正のルールを変えてしまえば、今の時代にあった憲法に修正するのが簡単になりますが、その時の権力者の都合がいいように修正されてしまうという危険もあります。